絶滅危惧種アカウミガメ 御前崎市で今季初産卵

 絶滅危惧種アカウミガメの産卵地として有名な御前崎市の海岸で6日早朝、今季初の産卵が相次いで確認された。外敵に食べられたり、波に流されたりしないように県と市から委嘱を受けたウミガメ保護監視員が砂浜の中から卵を掘り起こして保護した。初産卵は昨年と比べて12日遅かった。

アカウミガメの卵を砂浜から掘り起こす福田さん=6日午前6時ごろ、御前崎市池新田
アカウミガメの卵を砂浜から掘り起こす福田さん=6日午前6時ごろ、御前崎市池新田

 同市池新田では、アカウミガメが産み落としたピンポン球ほどの大きさの卵105個が見つかった。午前4時半すぎ、砂浜を巡回していた保護監視員の福田伸次さん(60)がウミガメの蛇行した足跡をたどり、産卵場所を特定。慎重な手つきで砂浜を約60センチ掘り、卵を採取してふ化場に運んだ。
 同日、同市白羽でも別の監視員が84個の産卵を確認した。保護監視員8人の代表を務める良知正美さん(82)は「今年もアカウミガメが産卵に来てくれてひと安心。これから産卵上陸する回数が増えればうれしい」と期待した。
 卵は約2カ月でふ化し、子亀は監視員が海に放流する。産卵期は8月末まで続く。

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