新図書館に市民が疑問や意見 伊東市が説明会

 伊東市はこのほど、同市桜木町に建設を予定している新図書館についての市民説明会を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開いた。42人が参加し、市当局や設計事業者から概要の説明を聞いたほか、疑問や意見を寄せた。

新図書館に関して開いた市民説明会=伊東市の生涯学習センターひぐらし会館
新図書館に関して開いた市民説明会=伊東市の生涯学習センターひぐらし会館

 市民からは、図書館から離れた地域の住民に対して配慮を求める声のほか、110台の駐車場を備える施設となることで「周辺の渋滞が起きるのではないかと懸念している」といった意見があった。そのほか「防災教育に関して学校の授業で利用できる図書館に」「ガラス面が多く、吹き抜けのある建物。省エネへの配慮は」などの提言や疑問が寄せられた。
 市担当者が施設概要を説明した。延べ床面積約7300平方メートル、収容冊数約30万冊とし、5階建ての各フロアにそれぞれ異なるコンセプトを基に機能を持たせることを伝えた。
 高橋雄幸教育長は「たくさんの貴重な意見をしっかりと受け止める。50年、60年先を見据え、市民が使いやすい良い図書館になるよう取り組んでいきたい」と述べた。

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