新制服 生徒がデザイン 浜松南高でファッションショー

 浜松市南区の浜松南高で2日、2024年度の新入生から着用する新たな制服デザイン案の最終候補発表会が開かれた。制服は生徒会が主体となったプロジェクトで考案し、ファッションショー形式でデザインのコンセプトを説明した。

ファッションショー形式で新たな制服のデザイン案を披露する生徒=浜松市南区の浜松南高
ファッションショー形式で新たな制服のデザイン案を披露する生徒=浜松市南区の浜松南高

 価値観の多様化など社会の変化に加え、生徒からも機能性やデザイン改善の要望があったことで、昨年春からプロジェクトが始動した。生徒会の2、3年生が中心となってデザイン案を考え、昨秋の生徒による投票で3案に絞った。
 同日は文化祭が開かれ、イベントの一つとして体育館で生徒に3案の試作品をお披露目した。いずれも海の近い同校のイメージカラーとしてネクタイなどに青色を取り入れ、約60年間着用されてきた現在の制服から「M」の刺しゅうを引き継いだ。生徒が3種類の制服を着て“ランウエー”を歩き、機能性や色など案ごとの違いを紹介した。
 今後生徒や職員らの投票の結果を踏まえ、新しい制服デザインを決定する予定。3年の中島聡生徒会長(17)は「長くみんなに愛してもらえる制服になれば」と話した。
 (浜松総局・山川侑哉)

 

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