男子モーグル杉本選手 出身地袋井で抱負 26年冬季五輪へ手応え

 北京冬季五輪フリースタイルスキー男子モーグル日本代表の杉本幸祐さん(28)=袋井市出身=が22日、市役所に大場規之市長を訪ね、2022~23年シーズンの活動を報告した。自身が集大成と位置づける26年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて「良いスタートが切れた」と手応えを口にし、来季以降のさらなる飛躍を誓った。

昨シーズンの報告に訪れた杉本さん(右)=袋井市役所
昨シーズンの報告に訪れた杉本さん(右)=袋井市役所

 杉本さんは昨季、2年に1度の世界選手権とワールドカップ(W杯)の計14戦に出場し、最高成績は世界選手権8位、W杯6位だった。「我慢のシーズン」を掲げ、高難度ジャンプの完成度向上などの課題と向き合いながら、目標としてきた世界ランキング8位以内を確保した。オフシーズンの現在は新たにトレーナーと契約を結ぶなどトレーニングを見直し、フィジカル面の強化に取り組んでいるという。
 来季は世界ランク8位以内に加えてW杯表彰台、全日本選手権優勝を目標に設定する。「昨季、来季の2年間でどれだけ多くのことに挑戦できるかが大事。できることをやり尽くして一日一日を後悔なく過ごしたい」と意気込みを語り、大場市長は「次の五輪に向けて期待が持てる。袋井から応援しているので、引き続き頑張って市民に元気を届けてほしい」と激励した。
 杉本さんは同日、協賛する市内企業に向けた活動報告会も開催した。
 (袋井支局・仲瀬駿介)

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