畑一面 紫のじゅうたん 磐田・赤シソ収穫期

 磐田市豊岡地区で特産の赤シソが収穫期を迎えている。JA遠州中央塩蔵野菜部会の会員14人が計約30ヘクタールで栽培する県内最大の産地。濃い紫色の葉で覆われた畑が“じゅうたん”のように広がり、辺りを彩っている。

収穫期を迎え、一面が濃い紫色に染まる赤シソ畑=磐田市惣兵衛下新田
収穫期を迎え、一面が濃い紫色に染まる赤シソ畑=磐田市惣兵衛下新田

 同市惣兵衛下新田にある秋山敏文部会長(65)の畑では、乗用型の機械で連日早朝から刈り取りを行っている。秋山部会長によると、地区全体としては例年より1週間程度早い4月中旬から収穫が始まった。刈り取った後も葉は1週間程度で成長し、7月中旬ごろまで収穫が続くという。秋山部会長は「色も香りも良い。これから気温が上がり、一気に葉が伸びてきそう」と話した。
 同JA豊岡店によると、例年並みの収量600トンを見込む。赤シソは広島県の企業が製造する人気ふりかけ「ゆかり」の原料に使われるほか、同JAのファーマーズマーケットなどで販売する。

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