テーマ : お茶・茶況

茶況(5月18日)最終盤 かぶせ取引 静岡市中

 静岡市中の県産一茶は最終盤の富士のかぶせが取引された。市中では、かぶせや山間地の品を手当てする一部の買い手が商いを続けている。
 県外産の種子島二茶は約1500キロ入荷した。鹿児島県本土物は来週入荷する予定で、市中問屋は「価格動向を見極め、仕入れに動きたい」と話す。
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 静岡茶市場の県産一茶は清水や本山筋などから入荷した。袋井の一茶取引は終了した。
 本山筋の生産者は「生産量・販売単価ともに厳しい茶期となった。二茶には一定の引き合いを見込んでいる」と語る。

 藤枝 谷稲葉地区の生産者は肥料まきなど茶園の管理作業を行った。「良い芽が出ている。生育は早くて順調」と話す。

 島田、金谷、川根 島田地域の二茶は早場所で6月上旬から本格的に始まるとみられ、農家は防除など茶園管理に余念がない。

 榛原、相良 市内の生産者は茶園管理を進めながら、各地で開催される新茶フェアに出向き、販売活動を行っている。出店者の一人は「コロナ禍が収束しつつある中、昨年に比べ来客数も多く、売れ行きは好調」と話した。

 掛川、小笠 二茶を待つ生産者は、気温の上昇と適度な雨によって芽伸びが進むことを期待している。

 袋井、森 森町の茶業関係者は「茶商は選択買いの傾向で、必要な分だけ仕入れていた印象。ただ全体的な収量減により、最後まで価格が大きく下がることはなかった」と指摘する。

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