にぎわい創出など重点 湖西市商工会 本年度総代会 事業計画を可決

 湖西市商工会(袴田勝彦会長)は17日、本年度の総代会を同市鷲津の市商工会館で開いた。会員約90人が出席し、アフターコロナに応じたビジネスモデルの再構築支援や、市内のにぎわい創出に取り組むことなどを定めた本年度の事業計画を可決した。重点事業には「新居町商工会との合併に関する検討を始める」との文言を初めて盛り込んだ。

総代会であいさつする袴田会長=湖西市鷲津の市商工会館
総代会であいさつする袴田会長=湖西市鷲津の市商工会館

 2022年度に中小企業の後継者不在による廃業で会員数が減少したことを受け、重点事業では新規創業者の発掘などにより会員増にも取り組むとした。市内のにぎわい創出は20~22年度の3年間にJR鷲津、新所原両駅周辺などで取り組んだ「中心市街地再生プロジェクト」を引き継ぎ、市の活性化に取り組む人材の発掘や育成を図る。
 新居町商工会との合併の検討について、袴田会長は総代会後の取材に対し、両商工会で合併協議を行う段階ではないとしながらも「合併に向け解消すべき課題を洗い出し、互いに勉強をし合って前に向かいたい」との姿勢を示した。

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