コロナ5類移行で医療費どうなる? インフルと同程度の自己負担に【高齢者の相談室】

 【問】 新型コロナウイルス感染症が5類感染症になりましたが、今後コロナに感染したら、これまでと何が変わるのでしょうか。特に、医療機関を受診した際にどのくらいお金がかかるのでしょうか。(70代・男性)

 【答】 新型コロナウイルス感染症は8日から、感染症法上、季節性インフルエンザと同じ位置付けの5類感染症となりました。
 これにより、感染された方やその同居者に対し行政が外出自粛を求めることはなくなりました。また、保健所による健康観察、食料支援、宿泊療養施設などのコロナ特有の支援も終了しました。
 ただし、国は「発症翌日から5日間」かつ症状が軽快してから24時間は外出を控え、10日間はマスクを着用することを推奨しています。
 ご質問のあった医療機関を受診した際にかかる自己負担は、季節性インフルエンザと同程度となり、検査料や解熱鎮痛剤などの薬代も自己負担が発生します。
 高額な新型コロナ治療薬(ラゲブリオやゾコーバなど)については、当面、自己負担はありません。また、コロナに感染し、入院した場合は、自己負担が最大2万円軽減されます。
 なお、8日から、65歳以上の方や重症化リスクが高い方などは、オミクロン株対応ワクチンを新たに接種できるようになりました。引き続き無料で接種できますので、お住まいの市町から接種券が届きましたら、ぜひ接種をご検討ください。(静岡県新型コロナ対策企画課)

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