静岡BRからW杯連覇の夢追う ラグビー南ア代表 FWクワッガ・スミス【しずスポ】

埼玉戦の前半、攻め込む静岡・スミス=ヤマハスタジアム
埼玉戦の前半、攻め込む静岡・スミス=ヤマハスタジアム
埼玉戦の前半、攻め込む静岡・スミス=ヤマハスタジアム
埼玉戦の前半、攻め込む静岡・スミス=ヤマハスタジアム
東京SG戦の前半、トライを決めた静岡・スミス(手前)=ヤマハスタジアム
東京SG戦の前半、トライを決めた静岡・スミス(手前)=ヤマハスタジアム
埼玉戦の前半、攻め込む静岡・スミス=ヤマハスタジアム
埼玉戦の前半、攻め込む静岡・スミス=ヤマハスタジアム
東京SG戦の前半、トライを決めた静岡・スミス(手前)=ヤマハスタジアム

9月開幕大舞台「日本での経験生かしたい」
 悲願のワールドカップ(W杯)連覇へ。ラグビーリーグワン静岡で今季を終えたばかりのクワッガ・スミス(29)の視線は、9月に開幕するフランス大会に向いている。「まずは大舞台でプレーするチャンスを得て、全力を出し切りたい」。静岡や日本で培ったスキルも武器に、南アフリカ代表・スプリングボクスの夢を追う。

 2019年11月2日、スミスは栄光の時を迎えていた。W杯日本大会に南アフリカ代表として出場し、同国3度目となる優勝を経験した。自身は1次リーグで2試合に先発。18年からヤマハ発動機でプレーしていたこともあり、「日本のファンの声援を受けながらの大会。優勝は本当に特別な経験だった」と回想する。
 キャリアに最高の栄誉を刻んだスミス。一方で同時に生まれたのがハングリー精神だった。準々決勝の日本戦から3試合は登録23人から外れバックアップに回った。「メンバーと一緒にウオーミングアップをし、終わればシャワーを浴びてゲームを見ていた」。勝利を心から願い仲間を見守りながら「選手であれば絶対に出たいもの」と大舞台でプレーすることへの欲求は強まった。
 180センチとバックロー(FWの3列目)としては小柄ながら強烈なタックル、ジャッカルを得意とする。「誰よりもハードワークし、周囲にエナジーを与えるプレーを心がけている」と献身性も大きな特徴の一つだ。日本のラグビーにも大きな影響を受けた。「プレーの遂行力やスピード感があり、レベルが高い」。今季は静岡の共同主将を任され、チームを率いながら自分の最良を維持する重要性を体感。「代表にも、日本での経験をしっかり生かしていきたい」
 6月中旬から本格的な代表合宿が始まる。「代表キャップは30を超え、前回とは立場も変わっている。全試合で出場し、連覇の偉業を手にしたい」。4年前に見た景色を、今度はフィールド上で味わうつもりだ。

 クワッガ・スミス 1993年6月11日生まれ。南アフリカ出身。U-20(20歳以下)南アフリカ代表などで活躍し、2016年には7人制代表でリオ五輪銅メダルを獲得。スーパーラグビーの強豪ライオンズなどでプレーし、18年にヤマハ発動機に入団。本名はアルバータス・ステファナス・スミス。「クワッガ」はニックネームでアフリカーンス語で絶滅したシマウマの亜種を指す。2歳上の兄が、生まれて間もないスミスのことをクワッガと呼んだことがきっかけ。

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