松本潤さん、有村架純さん 浜松で記念碑建立式典に参加【一問一答】
大河ドラマ「どうする家康」で主人公の徳川家康を演じる俳優松本潤さん(39)と正室・瀬名(築山殿)役の有村架純さん(30)が29日、浜松市中区の犀ケ崖(さいががけ)古戦場を訪れました。徳川、武田の両軍に多くの戦死者を出した古戦場に、市が鎮魂と平和の祈りを込めた「三方ケ原の戦いの記念碑」を建立することになり、2人は顕彰碑に献花した後、くわ入れ式に参加しました。式後、報道陣の取材に応じた2人の話を一問一答でまとめました。
ー式典の感想をお聞かせください。
松本さん「三方ケ原の地は(ドラマの)撮影で浜松市を訪ねた時に通ることはありました。初めて石碑の前に来て献花することができ、良かったと思います」
有村さん「家康や家臣団、戦で亡くなった人に思いをはせられ、短い時間ではありましたが、忘れられない一日になったと思います」
ードラマを通じて知った浜松市の印象を教えてください。
松本さん「JR浜松駅を降りてすぐに出世大名家康くんがある。(式典前に)市役所も訪ねましたが、いたるところに家康公の面影があり、街を挙げて家康公に親しみを持っているんだと感じました。あとは、いたるところにおいしそうなご飯屋さんがあるなと」
有村さん「撮影前に瀬名のゆかりの地を巡り、パワースポットのような街だと思いましたね。すごくパワーを感じました」
ー三方ケ原の戦いで家康は大きな敗北をしました。家康を演じる上で、古戦場を訪ねてみて、どう感じたでしょうか。
松本さん「たくさんの人が亡くなった場所であり、それをきっかけに家康はいろんなことを考えた。家康公を演じる上では切っても切れない場所。実際に足を運べたことは今後も役を演じる上で、すごく意味のあることだと思います。時代は違えど(家康と同じ場を訪ねることは)家康公がどう見ていたのか、周囲とどのような会話をしたのか、どういう生活をしていたのか、どういう決断をしたんだろうと考えるきっかけになる。自分にとっては大きな意味がありますね。訪ねられてよかったです」
ー浜松で「おいしい」と感じた食べものはありますか。
松本さん「きょう、浜松や浜名湖の旬な食材を使ったお弁当をいただきまして、改めてこれだけたくさんの名産物があるんだと感じました。それこそ『嵐』で活動していたころに、ライブで訪ねることもありました。実際に浜松に来てみると、あっという間に東京から来られるんですよ。自分がイメージしていたより来やすい場所。いろんな場所から多くの人が浜松を訪ねるきっかけに(大河ドラマが)なったらいいなと思いますね」
ーお弁当の中でおいしかった食材はありましたか。
有村さん「どれもおいしかったですよ。青ノリが入っただし巻き卵が人気でした」
ー松本さんは浜松まつり最終日の5月5日に浜松市中区の中心街で初開催される「家康公騎馬武者行列」に参加します。当日に向けた意気込みをお聞かせください。
松本さん「すごく楽しみにしています。浜松出身の友達から(浜松が)盛り上がっているという情報が入ってきて、うれしいです。騎馬武者行列だけでなく、浜松の歴史ある浜松まつり全体を楽しみにしています。ぼく自身も楽しめたらと思っています。家臣を引き連れていきます」
ー新しく三方ケ原の戦いの記念碑が建立されます。どのような場所になってほしいと思いますか。
有村さん「浜松に観光に来られた方を含めて、気軽に立ち寄って平和をともに願えるような場所になってほしいと思います」
松本さん「平和への思いが伝わる場であるとともに、五感で歴史を感じられる場になればいいなと思いました」
ー静岡県民や浜松市民にメッセージをお願いします。
有村さん「(所属する)事務所のマネジャーにも浜松出身の人がいて、地元の方々が喜んでいると聞きました。微力ながらも街を盛り上げられる作品に参加していることが素直にうれしいと思いました。ありがたいです」
松本さん「ドラマのオンエアーはまだ半分もたっていないと思いますけど、感謝しています。きょうもそうですが、その土地に行って、土地の人と会うことでパワーを感じることがある。まだまだドラマは続くので一生懸命演じたいと思いますし、その姿を楽しんでほしいと思います」