スズキ インドに新工場建設方針 5カ所目

 スズキは29日、需要伸長に合わせて生産能力を増強する計画のインド市場で、新工場を建設する方針を明らかにした。時期や場所は未定。北部ハリヤナ州と西部グジャラート州に置く既存3工場とハリヤナ州で建設を進める新工場に加え、5カ所目の拠点を今後整備する方向で調整する。
 インドの現行の生産能力は、グルガオン、マネサール、グジャラートの3工場で計225万台。24年4月までにマネサール工場をさらに10万台増強し、25年の稼働を目指して整備中のカルコダ工場は、初年度の生産能力25万台を予定している。国内需要増やアフリカへの輸出拠点としての重要性を踏まえ、年間生産能力を最大100万台追加する方針を子会社マルチ・スズキの取締役会で承認している。鈴木俊宏スズキ社長は同日までの取材に「需要が一直線で伸びるとは思わないが、それなりの規模の土地を手当てすることが必要になる」と述べた。

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