記者コラム「清流」 新ルールで名門復活を

 浜松球場(中区)などで行われた第69回全国社会人野球静岡大会で、ヤマハが19大会ぶり4度目となる地元優勝を果たした。この優勝で昨年逃した日本選手権(11月)の出場権を獲得した。
 米大リーグに続き、社会人野球も今年から投球間隔の時間制限「ピッチクロック」を導入した。試合時間の短縮を狙った新ルールで、投手は走者がいない場面で12秒、走者がいる場面は20秒以内に投げなければならない。昨年までの社会人野球はゆったりと試合が進むイメージだったが、静岡大会では試合のテンポが良くなったように思えた。
 新ルールの下、ヤマハは幸先のいい今季のスタートをきった。夏の都市対抗野球大会でも、社会人野球の新しい魅力を発信しながら、結果を追い求めてほしい。
(浜松総局・大山雄一郎)

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