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富士宮市長選、7市議選 統一地方選後半戦 16日告示

 静岡県内統一地方選後半戦は16日、富士宮市長選と沼津市など7市議選が告示される。富士宮市長選は4選を目指す現職の須藤秀忠氏(76)と新人で市議の望月則男氏(44)が出馬を表明し、選挙戦となる公算が大きい。市議選は7市全てで立候補者が定数を超え、選挙戦となる見通し。特に沼津、富士の両市では10人を超える新人が立候補を予定し、定数を沼津は8、富士は10超える激戦が予想される。18日は清水、小山、吉田の3町長選と6町議選も告示され、23日に一斉に投開票が行われる。
 ■富士宮市長選
 現職須藤氏と新人望月氏の一騎打ちになる構図でほぼ固まった。仮称・郷土史博物館建設構想の賛否で主張が分かれ、少子化対策も争点になりそうだ。
 須藤氏は昨夏早々に立候補の意向を固め、市議、県議時代から築いた後援会組織が準備を進めてきた。自民党、公明党、連合静岡の推薦を取り付け、各業界団体からも後押しを受ける。
 望月氏は地元旧芝川町の臼井進元町長の地盤を継ぐ。学習塾の経営者で若手経済人と距離が近い。選挙が目前に迫った3月中旬に出馬を表明した。各地を歩いて知名度向上を図る。
 ■市議選
 沼津市は定数28に対し、現職24人、新人12人の計36人が出馬を見込む。女性は過去最多の2003年と並ぶ6人が立候補予定。候補乱立の第五、大岡地区は激しい戦いが予想される。
 熱海市は定数15に対し、現職10、元職2、新人5の計17人が立候補を表明。複数が立つ中部、西部地区で競り合いが見込まれる。現職の牙城を新人が切り崩せるかが焦点になる。
 三島市は定数22に、前回選を上回る28人が立候補する見通し。新人は9人が出馬予定。いかに現職へ迫れるか注目だ。候補者が集中する北上、中郷の両地区を中心に激戦が見込まれる。
 富士市は定数32に対して42人が準備を進めている。引退する9人の地盤を中心に票の動きは流動的。新たな支持層の取り込みを図る現職と新人19人が各地区でぶつかり合う混戦模様だ。
 富士宮市は定数22に対し現職16、元職1、新人8の25人が立候補する見通し。富丘地区には5人が集中した。前回選の上位当選者数人が出馬せず、票の行方に注目が集まる。
 定数13の下田市は15人が出馬を準備する。ベテランが引退し、出馬予定の現職6人中、5人が1期。新人は9人中3人が女性で、15年から不在の女性議員誕生が有力視される。
 湖西市は定数18に対して現職14、新人5の計19人が立候補して選挙戦となる見通し。引退議員の地盤や浮動票の多い票田に、各候補がどこまで浸透できるかが注目される。

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