テーマ : お茶・茶況

茶況(4月13日)初取引 数量限られ足早 静岡茶市場 県産一茶

 新茶初取引が実施された静岡茶市場の静岡県産一茶の顔ぶれは限られた。上級茶やマレ物が目立ち、取引は足早に終わった。
 前年に続いて出品された富士の和紅茶は、1万8000~8500円で取引された。
 県外産一茶は、鹿児島県本土や宮崎から入荷した。1000円台の成立が増えている。
      ◇
 静岡市中の県産一茶は相良や初倉、榛原から荷が届き、おおむね前年並みの価格で商談が成立した。仕入れに慎重な問屋が多く、買い気は広がっていない。
 15日に御前崎や坂部などの荷が入り、顔ぶれが広がる見通し。牧之原地域の生産者は「雨天前にミル芽を摘採したい」と話す。

◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)
▽成立 1万8135キロ(県内1375キロ、県外1万6760キロ)
富士宮     1,111,111
清水      1,200,000
美和  18,000 17,000
磐田   6,000  3,400
天竜・北遠      50,000
鹿児島  3,800  1,200
◇鹿児島県茶市場(キロ・円)
▽煎茶上場 14万1422キロ
      7,261  488
     (平均2,006)


 藤枝 JA大井川藤枝工場は今月下旬から始まる新茶セールに向け、生産者から新茶を購入して加工でき次第、袋詰めの作業に入る。
 島田、金谷、川根 JA金谷センターによると、やぶきたは例年に比べ1~2日ほど生育が早く、20日前後から出回る見込み。
 榛原、相良 市南部の一部で生産が始まっているが出回りは限定的。茶業関係者は、市内での摘採は昨年に比べ3日程度早いとみる。
 掛川、小笠 指導機関によると、適度な温度と雨量で生育は順調。特にわせ品種の生育が早い。夜間に気温が下がることもあったが霜害はないという。
 袋井、森 森町では南部の一部地域で初摘みが行われた。関係者によると、生育は順調で色乗りも良い。取引は18~20日ごろから本格化する見込み。

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