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保護猫 愛いっぱいの日常 飼い主66家族 写真パネル 20日まで 富士宮で展示

 富士市で保護猫活動に取り組むボランティア団体「子猫園ベルソーデシャトンズ」は20日まで、パネル展「中学生と猫が綴(つづ)るメッセージ」を富士宮市役所1階で開いている。保護猫が飼い主に託された後の様子を紹介している。

飼い主家族と暮らす保護猫の様子を伝えるパネル=富士宮市役所
飼い主家族と暮らす保護猫の様子を伝えるパネル=富士宮市役所


 同団体の活動は2019年に始まった。富士中3年の赤石朔さん家族を中心に、殺処分手前まで衰弱した子猫を回復するまで面倒を見ながら飼い主を探している。保護した猫は約300匹を数える。
 会場には飼い主66家族から寄せられた猫の近況写真を展示している。飼い主と一緒の布団で寝ている姿やピアノの鍵盤に乗っていたずらをする場面など、たくさんの愛情を受けている日常が伝わってくる。3匹引き取った岸口祥江さん(41)は「みんなかわいい写真ばかりで選ぶのが大変だった」と目尻を下げた。
 展示会は3月下旬にも富士市内で開いた。野良猫を捕まえて不妊去勢手術をして地域に返す「TNR活動」なども紹介している。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

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