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地域一体 有機農業推進へ 掛川市 「茶」軸に区画整備

 掛川市の久保田崇市長は11日、有機農業に積極的に挑戦する姿勢を示す「オーガニックビレッジ宣言」を行った。国の推進計画「みどりの食料システム戦略」を踏まえて、地域ぐるみで持続可能な農業を目指す。
 県内では藤枝市に次いで2例目。市は国の交付金制度を活用して、市内で先行する茶を軸に有機専用モデル区画の整備や新規就農者の参入支援などを通して有機農業を推進する。マーケティング人材の育成やインターネット通販サイトを活用した販路多様化など流通・加工業者と消費者に向けた取り組みも加速させる。
 市内の有機農業の耕地面積は61・5ヘクタール(2021年時点)。市は実施計画で、23~27年度の5年間で面積を83・2ヘクタールに拡大する目標を定めている。久保田市長は「学校給食でも有機食材を増やしていきたい。手始めに有機茶の提供を早期にやっていく」と述べた。

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