「魔笛」語りと歌で魅了 音楽青葉会・静岡児童合唱団 静岡市駿河区
静岡市の音楽青葉会・静岡児童合唱団(戸崎裕子主宰)は2日、創立80周年記念演奏会を同市駿河区のグランシップで開いた。小学生から大学生までの現役団員19人と卒団生ら21人が出演し、モーツァルトの「魔笛」など8曲で美しい歌声を響かせた。

「魔笛」では県舞台芸術センター(SPAC)の俳優阿部一徳さんもステージに上がり、力強い語りと劇で曲に込められたストーリーを演出した。登壇した団員、卒団生は子どもから60代まで幅広い年代で構成し、繊細で迫力あるハーモニーを披露して約380人の聴衆を魅了した。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、出演者がマスクを外して行う演奏会は初めて。戸崎さんは「仲間の表情が分かることで思いが伝わり、互いに気持ちが高まる」と話した。