静岡空港、ソウル線定期便再開 国際線3年ぶり、運航祝う
静岡空港で26日、ソウル線定期便の運航が再開した。県などが記念式典を開き、空港関係者が3年ぶりとなる国際線定期便の到着と出発を祝った。
式典で運航会社のチェジュ航空日本における代表者のファン・ジュンヨンさんが「県民が気軽に韓国に行く機会を提供できる」と述べた。出野勉副知事は「静岡空港にとって重要な路線。経済界や地元自治体の力で再開できた」と謝意を示した。関係者がくす玉を割って祝福した。
約140人を乗せたソウルからの定期便が到着すると、放水アーチで機体を出迎えた。国際線到着口では、法被姿の空港関係者が韓国語の県内マップなど記念品を搭乗客に手渡した。
国際線出発口でも関係者が見送り、ほぼ満席となる約180人を乗せたソウル行きの定期便が出発した。旅行目的の主婦(37)=豊橋市=は「コロナ禍前はよく国際線を利用していた。駐車場があり、車で空港に来られるのでとても便利」と再開を喜んだ。
静岡空港と仁川国際空港を結ぶ定期便は水、金、日曜の週3往復する。