浜松で全国中高生ジオラマ審査 埼玉県の城北埼玉中・高グランプリ、「トム&ジェリー」精巧に表現
全国の中高生がジオラマ作品の出来栄えを競う「第10回ハイスクール国際ジオラマグランプリ」(浜松ジオラマファクトリー主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の審査が26日、浜松市中区のザザシティ浜松西館で行われ、最高賞のグランプリには埼玉県の城北埼玉中・高の「トム&ジェリー」が選ばれた。静岡県勢では科学技術高(静岡市葵区)が審査員賞に入った。
同校は、人気アニメ「トムとジェリー」の一場面を精巧に表現した。「一般投票1位」賞との同時受賞で、模型部の太田青波部長(高2)は「どの角度からでも、見る人が楽しめるように意識した」と説明した。
全国19校から寄せられた28点を同館で24~26日に展示し、審査員による審査や一般投票で入賞作品を決めた。実行委員長で浜松市出身の情景作家山田卓司さんは「作品から、つくる過程が伝わってくる。工夫や思いといった数値化されない部分を大事にしてほしい」と話した。
そのほかの入賞校は次の通り。
準グランプリ 桐蔭学園高(神奈川県)▽ベストプレゼンテーション賞 岡山理科大付属高(岡山県)▽審査員賞 豊橋工科高(愛知県)共立女子高(東京都)
審査員賞を受賞した豊橋工科高の「秘境の単線風景」
審査員賞を受賞した共立女子高の「蔵造りの街並み―小江戸」
西遠女子学園高の「ただいまモネ」
西遠女子学園高の「月曜の朝、錦帯橋にて」
島田樟誠高の「SUNRISE」