記者コラム「清流」 地下道が楽しくなる絵

 浜松市役所前の地下道にかわいらしいイラストが描かれているのをご存じだろうか。市出身のイラストレーター「いきものだもの」さん=本名・大石晃裕=が最近、天竜川や浜松まつりなど市ゆかりの物事を擬人化したアートペイント12点を施した。
 「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」のオープンに伴い同館付近の国道152号交差点で予想される混雑の緩和を狙い、官民組織の市創造都市推進会議が同交差点下を通る地下道へ誘導するために企画。大石さんは制作者として協力した。
 地下道と聞くと暗いイメージがあるが、かわいらしい絵を見て歩き、市の特産品や行事にあらためて気付けるという試みは、このところ運動不足気味の住民の1人としても面白いと思った。
(浜松総局・松浦直希)

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