いざ 浜松まつりへ 新屋台 住民にお披露目 山手町、飯田町 気運高まる

 浜松まつり(5月3~5日)まで1カ月半となった19日、浜松市内のまつり参加各町では新築、新調した御殿屋台を住民らに披露する催しが行われた。

完成が祝われた山手町の御殿屋台=浜松市中区
完成が祝われた山手町の御殿屋台=浜松市中区
新屋台でおはやしを演奏する子どもたち=浜松市南区飯田町
新屋台でおはやしを演奏する子どもたち=浜松市南区飯田町
完成が祝われた山手町の御殿屋台=浜松市中区
新屋台でおはやしを演奏する子どもたち=浜松市南区飯田町


 中区山手町では、町の誕生50周年を記念して新築した御殿屋台のお披露目会が行われた。高さ4・6メートル、幅2・8メートル、奥行き4・4メートルで細かな彫金、鳳凰(ほうおう)や七福神などの彫刻を施し、欄干には黒檀(こくたん)を用いた。約3年かけ、寄付を募るなどして完成させた。田代浩史建設委員長(50)は「世代を超え多くの人が屋台に集まってほしい」とあいさつ。阿形隼組長(40)も「屋台ができたのを機にみんながコミュニケーションを取れるようにしたい」と話した。
 南区飯田町では約30年ぶりに新調した御殿屋台を同町周辺で引き回した。新屋台は高さ4・5メートル、幅2・9メートル、奥行き4・1メートル。おはやしをイメージして横笛を持った風神、旧屋台を継承した鳳凰などの彫刻を施した。2017年から屋台交代の準備を進めたといい頼母木哲雄・屋台建設委員長(74)は「完成してほっとしている」。凧(たこ)揚げ会まつり統括委員会の小笠原利行委員長(72)は「次の30年先まで子どもたちの思い出に残れば」と喜んだ。旧屋台は東区市野北自治会に引き継いだ。
 今回のまつりでは、組織委員会が夜の中心街での御殿屋台引き回しを認める方針だが、山手町と飯田町はそれぞれの町内での引き回しにとどめるという。
 (浜松総局・松浦直希、小林千菜美)

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