上野バイパス開通 歩道整備、通学の安全確保 富士宮
富士宮市の県道白糸富士宮線「上野バイパス」の南側区間が完成し19日、全区間が開通した。歩道と幅員の広い車道が整備され、歩行者の安全確保が見込まれる。
バイパスは同市下条で県道から枝分かれし、300メートルほど西側を平行する。全1270メートルは片側1車線で余裕のある路肩と歩道を確保した。同日は南側区間の620メートルを開通した。
白糸富士宮線は幅員が狭くて乗用車のすれ違いが困難な上、近隣の小中学生が登下校時は事故の危険が高いと不安視されていた。
完成記念式典が道路上で行われ、関係者がテープカットをして開通を祝った。バイパス建設促進期成同盟会の清功会長は「安心して登下校できる道ができたのではないか」と述べた。