流木アート、置物や照明に再生 遠州灘漂着「全て1点もの」 浜松市南区の稲野さん、専門店オープン
遠州灘に流れ着いた流木を使った作品を販売する店「遠州灘流木アートスタジオ ザブ~ン」が17日、浜松市南区御給町に本格オープンした。主宰する稲野吉弘さん(70)は「全てが1点もの。自宅に飾り、南国のようなリゾート気分を味わえる」と魅力を語る。

イルカや蛇など動物のような形をした置物や電球を効果的にあしらった照明など、多彩な流木作品が並ぶ。とがった部分を削るなど一部加工は施すが、ほとんど流れ着いたままの形を生かしている。
稲野さんは、自宅のガレージに同店を開設した。近くの海岸で、海水や風にさらされた流木の形が面白いと感じ、昨年夏ごろに流木を扱う店を開こうと決意。ガレージを改装し、昨年11月に知人を対象にプレオープンした。
海岸で興味を引く形状の流木を厳選し、洗浄や天日干しを経て、作品に仕上げる。稲野さんは「1本で存在感がある。癒やされ気持ちいい空間ができる」と話す。
営業は毎週金、土曜日の午前10時から午後4時まで。