中小事業承継支援で連携 静岡県信用保証協会と中小機構中部本部
静岡県信用保証協会と中小企業基盤整備機構中部本部(名古屋市)は17日、県内中小企業の事業承継円滑化に向け、業務連携の覚書を締結した。研修や専門家派遣などを通じ、中小の事業承継や人材育成を支援する。

新年度、同本部が開講している経営者、後継者向け研修を県内で共催する。受講費用は同協会が一部負担する予定。事業承継を検討する企業に同本部からも専門家を派遣し、計画策定など必要な対策を両者で後押ししていく。
同日に静岡市葵区で開いた締結式で、同協会の吉林章仁会長は「中小企業の人材を支え、コロナ禍後に企業が成長できる環境づくりに取り組む」と述べた。同本部の茂木文雄本部長は「相互の信頼関係を一層深め、支援を強化したい」と応じた。