トゥクトゥクが歩行者3人に衝突 19歳の男子大学生が死亡 熱海の国道
15日午後2時35分ごろ、熱海市東海岸町の国道135号で、3輪自動車「トゥクトゥク」が歩道に乗り上げ、歩行者3人と衝突した。このうち埼玉県富士見市ふじみ野東2丁目、大学生(19)が、搬送先の病院で死亡が確認された。同県の20代男性が腕などに軽いけがをし、熱海市の80代男性も負傷した。運転していた千葉県柏市西原1丁目、大学生(22)と、同乗していた男女3人にけがはなかった。熱海署は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いがあるとみて調べている。

事故を起こした車両は観光客向けに貸し出されたレンタカーで、4人乗り。普通運転免許証を所持していれば運転できる。車両は歩道に乗り上げて歩行者と衝突した後、20~30メートルにわたって歩道を進み、近くのホテルの植え込みや街灯にぶつかって止まったとみられる。同乗者の男性は「事故が起きるまで普通に走っていたが、段差にハンドルを取られたようだ」と話した。
現場は同市の代表的な観光スポット「貫一お宮の像」の近くで、交通量や歩行者が多い。この日も若者を中心に多くの観光客が行き交っていた。