ACしずおか初イベント 支援の30団体、活動成果発表 「ゴジラ伝説」熱海から“上陸”

 静岡県民のアート活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は12日、助成団体の活動を紹介する初の大規模イベント「おもしろい人に会いたい‼2023-しずおかアートプロジェクト見本市-」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。約30団体が音楽、美術、舞台芸術などジャンルをまたいだ表現活動や地域活動の成果を発表した。

MAWを通じてできた作品「蛸みこし」をバックに演奏する井上さん(左端)ら=静岡市駿河区のグランシップ
MAWを通じてできた作品「蛸みこし」をバックに演奏する井上さん(左端)ら=静岡市駿河区のグランシップ

 熱海市で毎秋開かれている「熱海怪獣映画祭」で好評を得た、音楽家井上誠さん(熱海市出身)、巻上公一さん(同市在住)らによるライブ「ゴジラ伝説」が行われた。総勢11人のメンバーが、ゴジラやモスラ、キングギドラなど「怪獣映画」の楽曲を次々披露。井上さんの作品解説、巻上さんの朗読を交え、会場を盛り上げた。
 ステージではACしずおかが支援する団体の多種多様な活動の報告や、地域のまちづくり団体とアーティストを結ぶ事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」の関係者が集う座談会が行われた。各種ワークショップも開かれ、来場した子どもたちを楽しませた。
 加藤種男AC長は「表現活動の応援に徹してきた」と発足からの2年間を振り返り、「イベントで表現活動の事例を見て『自分もやってみたい』という人がさらに現れてほしい」と願いを込めた。

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