若手や女性登用　夜間中学の新設対応　静岡県教委人事異動、大詰め

　静岡県教委と静岡、浜松両市教委が８日までにまとめた県内公立校の２０２２年度末の校長級定年退職者は、高校長級が前年度より４人、特別支援学校が３人少なかった。政令市を含む小中学校は前年度より１４人少ない。県教委では若手、女性の管理職への登用のほか、県立夜間中学校の新設などを踏まえた人事異動の作業が大詰めを迎えている。
　高校の退職者は、県高校長協会理事の小川伸吾・沼津西と清水正信・清水西のほかに、太田裕・御殿場、多嶋洋一・裾野、福島由子・吉原、中村真二・富士宮北、鈴木伸彦・静岡東、国川淳子・藤枝西、鈴木政昭・島田、松本稔章・島田商、白井秀幸・浜松湖東、宮本宗明・浜松江之島、児玉一淑・浜松東、柳本佳奈子・浜松商。
　特別支援学校は成岡裕司・清水、鈴木隆臣・静岡視覚、早田公子・伊豆の国、高橋定裕・天竜が退職する。
　政令市以外の小中学校では、大川裕司・沼津三中、鈴村哲也・富士宮二中、太田桂・富士吉原一中、荒井賢二・裾野富岡中、仁科聡・伊豆修善寺南小、鈴木利弘・島田六合中、大石友巳・牧之原榛原中、長谷川延明・御前崎浜岡中、沢崎淳一・菊川堀之内小、金田裕之・袋井北小らが一線を退く。
　静岡市教委の校長級退職者は小学校１５人、中学校１２人の計２７人で前年度から３人増加した。池谷潔・葵小、片野秀樹・長田西小、外山聡子・清水江尻小、河合祐一・長田南中らが退職する。
　浜松市教委の校長級は小学校１０人、中学８人の計１８人が退職する。前年度に比べて４人少ない。鈴木清吾・湖東中、野沢直矢・北浜北小、和田恵子・大平台小、杉山哲也・南陽中、渥美竜三・北浜中らが退く。