撮り鉄4人書類送検 線路付近に侵入疑い「どうしても撮りたかった」 裾野署

 JR東海373系の鉄道車両を撮影しようと、JR東海道線の線路付近に立ち入ったとして、裾野署は7日、鉄道営業法違反の容疑で、愛知県の男子大学生ら4人を静岡地検沼津支部に書類送検した。4人は「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファンとされる。

4人が侵入したと思われる現場付近=8日午前8時5分ごろ、長泉町内
4人が侵入したと思われる現場付近=8日午前8時5分ごろ、長泉町内
人気撮影場所となっている現場付近=8日午前7時半ごろ、沼津市内
人気撮影場所となっている現場付近=8日午前7時半ごろ、沼津市内
4人が侵入したと思われる現場付近=8日午前8時5分ごろ、長泉町内
人気撮影場所となっている現場付近=8日午前7時半ごろ、沼津市内

 書類送検されたのは名古屋市東区の男子大学生(22)、神奈川県横須賀市の地方公務員の男性(21)、横浜市金沢区の男子高生(17)、同旭区の男子大学生(19)の4人。書類送検容疑は1月20日午前7時半ごろ、沼津市と長泉町にまたがる黄瀬川橋梁(きょうりょう)付近で、JR東海の敷地内に立ち入った疑いが持たれている。4人は「どうしても撮りたかった」などと供述している。
 同署によると、4人のうち3人はグループで、残る1人は単独で訪れた。立ち入り禁止のフェンスの隙間から敷地内に侵入し、車両の撮影をしたとされる。様子を目撃した人からの通報で発覚した。同じ場所でこれまでに、線路にまで踏み込んで撮っていたこともあるという。現場は富士山をバックに黄瀬川橋梁を渡る列車と黄瀬川を周辺の人工物が写ることなく撮影できるため、撮り鉄の間では人気スポット。

ファンに人気 有名スポット
 黄瀬川橋梁(きょうりょう)付近は、撮り鉄の間では有名な撮影場所だった。
 付近を散歩する沼津市の会社経営の男性(65)は川沿いの堤防で、撮り鉄が撮影している様子をよく見かけるという。「多いときは10人くらい並んで撮っている。特別な列車の時は人が多いようだ」と話した。
 都内から撮影に訪れた撮り鉄の男性会社員(66)は「JR大岡駅から歩いてくることもでき、(スペースもあるので)人がいっぱい集まっても撮影することができる。(ルールを守らない人がいると)善良な撮り鉄が悪者にされてしまう」と語気を強めた。

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