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藤枝駅前一丁目9街区再開発事業 特定業務代行者が決定「地上21階建て」 高層複合施設、26年度末完成へ

 藤枝駅前一丁目9街区再開発準備組合は、民間の専門的な技術力やノウハウを活用し、安定的に事業を進めるため公募していた特定業務代行者を、鉄建建設名古屋支店(名古屋市)に決定した。同社との基本協定は1日に締結済み。近く、県に再開発組合設立の認可申請を行う。2024年度に着工し、26年度末の完成計画が確定した。6日までの関係者への取材で分かった。

藤枝駅前一丁目9街区再開発事業の完成イメージ図
藤枝駅前一丁目9街区再開発事業の完成イメージ図

 事業は、藤枝駅北口東側の約3千平方メートルの飲食店や住宅などが並ぶ街区を再開発する計画。地権者が20年7月に同組合を設立し、藤枝市が駅前に適した都市環境を形成。都市防災に寄与する事業として、22年3月に都市計画決定している。
 計画では、同組合が地上21階建て(高さ約65メートル)、延べ床面積約1万6千平方メートルの高層複合施設を建設する。ビルの1、2階には商業・業務施設や交流施設が入る。現時点では9街区の既存の店舗や専門学校などを想定しているという。3~21階には約130戸の分譲住宅が入る。完成すれば、市内で最高層の建物となる。
 鉄建建設は、効率的な施工を担い、建築実施設計支援など事業全般にわたって同組合を支援する。

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