北区「ひくまの」に御下賜金を伝達 優良社会福祉施設 浜松
社会福祉法人遠江学園が浜松市北区三方原町で運営する知的障害者通所施設「ひくまの」が本年度の優良民間社会福祉事業施設に選ばれ、このほど天皇陛下からの御下賜金が伝達された。

同施設は2008年4月に開設。知的障害者の就労支援や生活介護を行い、働く喜びや自立を促してきた。利用者は受託作業のほかに、季節ごとにブルーベリーや真綿、小麦などの作物を栽培し、加工製品などにして販売している。
市役所で行われた伝達式には、同法人の本間恵美子理事長、荒岡倫子前理事長、同施設の杉原章哲施設長が出席。鈴木康友市長から御下賜金を受けた本間理事長は「季節を通じて常に利用者の仕事と笑顔がある。地域とともに共生社会の発展に努めたい」と話した。
本年度は同施設を含め、県内では3施設が御下賜金を受けた。