代官屋敷の梅園に竹灯籠 菊川の重要文化財 2月25日まで
菊川市下平川の国指定重要文化財黒田家代官屋敷で23日夜、梅園に竹灯籠400本を飾る「代官屋敷竹あかり展」(同実行委主催)が始まった。25日まで。

代官屋敷では現在、昼間に梅園を無料開放する梅まつりを開催中。来場者に幻想的な夜の雰囲気も味わってもらおうと竹あかり展を今年初めて企画した。竹灯籠は放置竹林問題に取り組む団体「たねあかり」や地元の小笠北小の6年生が卒業記念に制作し、長屋門や屋敷前、梅園の歩道に並べた。初日は200人が来場し、満開の梅を照らす柔らかな光を楽しんだ。
メンバーの塚本隆男さん(71)は「竹灯籠の光が日本家屋に合う。子どもたちが地元の文化財を知るきっかけになれば」と話した。
25日は午前9時半から竹灯籠を作るワークショップが開かれる。点灯は午後4時半から8時まで。