「表現」の授業、成果披露 静岡・清水南高中等部、演劇やダンス

 静岡市清水区の清水南高中等部はこのほど、同校独自で行っている授業「表現」の発表会を同区のマリナートで開いた。今回が集大成となる3年生120人は映画「天使にラブソングを2」を舞台化したミュージカルを披露した。

台本から自作したミュージカルを披露した清水南高中等部3年生=静岡市清水区のマリナート
台本から自作したミュージカルを披露した清水南高中等部3年生=静岡市清水区のマリナート

 発表会は地域の子どもらに同校の試みを知ってもらい、入学希望者増加につなげようと企画した。初舞台を踏む1年生はアニメ映画の主題歌に合わせた創作ダンス、3年生はヒット曲とダンスを組み合わせて歌い上げるパフォーマンス「ショークワイア」など、各学年が通年で取り組んだ成果を地域住民らの前で発表した。
 3年生の舞台は台本から生徒が自作し、衣装やれんが壁の背景、ロッカーなどの大道具まで自ら用意。歴代3年生の発表の中でも初のコメディー作品で、英語でラップ、ゴスペルを歌うなど挑戦作になった。監督の丸山一葉さん(15)と大道具・小道具長を務めた横野歓苗さん(15)の2人は「一週間前までみんなの声が小さく危機感があったが、本番は満足できる舞台を披露できた」と話した。

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