養護施設卒園者に80万円 ABCが寄付
静岡県内を中心にパチンコ事業を展開するABC(静岡市駿河区)はこのほど、県内の児童養護施設と自立援助ホームを今春卒園して社会へ巣立つ人たちに向けた寄付金計80万円を県児童養護施設協議会に贈った。

同市葵区の県総合社会福祉会館で贈呈式が開かれ、同社の冨田和宏社長から目録を受け取った同協議会の渡井すみ子会長は「夢に向かう子どもたちの背中をそっと押してくれて、大きな力をいただいている」と感謝した=写真=。
同社は2019年度から寄付を始め、今回で4回目。新生活に必要な支度費として20人に4万円ずつ渡される。冨田社長は「若者は社会に出る一歩目が重要。未来に希望を持ち、大きな夢を描いてほしい」と話した。