静岡銀行と県信用保証協会 SDGs支援保証 環境大臣賞金賞

 静岡銀行と県信用保証協会は20日、ESG(環境・社会・企業統治)関連で優れた実績を上げた金融機関や企業に贈る「第4回ESGファイナンス・アワード・ジャパン」(環境省主催)の間接金融部門で、最高賞の環境大臣賞金賞を共同受賞した。昨年4月に創設した「SDGs支援保証制度」の取り組みが評価された。

賞状を披露する八木稔頭取(左)と吉林章仁会長=20日午後、静岡市清水区
賞状を披露する八木稔頭取(左)と吉林章仁会長=20日午後、静岡市清水区

 制度はSDGs推進に向けた設備・運転資金を金融機関から借り入れる際、行動宣言書を提出すると、保証料の0・1~0・2%引きや保証期間延長の優遇措置を受けられる。全国に先駆けて静岡銀と同協会が開発し、現在の取扱金融機関は県内全ての地銀・信用金庫と愛知銀行の計5地銀・9信金に拡大した。同協会によると、同制度を活用した1月末時点の保証実績は4793件、1175億円に上る。
 都内と結んだオンライン表彰式に、静岡銀の八木稔頭取と同協会の吉林章仁会長が臨んだ。静岡銀は前回の銀賞受賞に続く快挙で、八木頭取は「持続可能な社会の実現を目指し、今後も地域企業の課題解決に貢献したい」と述べた。吉林会長も「中小企業に寄り添い、企業価値を高めるきっかけづくりができたと思う」と喜んだ。

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