テーマ : 芸能・音楽・舞台

かたりあ(磐田)の若者利用 一案 能楽イベント開催「活用例に」 静岡県立農林環境専門職大生が冊子

 静岡県立農林環境専門職大(磐田市富丘)の学生らが昨年開館した市民文化会館「かたりあ」の若者利用を促すため、小中学生向けの能楽ワークショップを開催し、その活動記録をリーフレットにまとめた。同館の新たな活用例として広く紹介することが狙い。このほど学生らが同館を訪れ、市職員に約100冊を手渡して活動成果を報告した。

リーフレットを市職員に手渡す学生=磐田市上新屋の市民文化会館かたりあ
リーフレットを市職員に手渡す学生=磐田市上新屋の市民文化会館かたりあ
能楽ワークショップの活動記録をまとめたリーフレット
能楽ワークショップの活動記録をまとめたリーフレット
リーフレットを市職員に手渡す学生=磐田市上新屋の市民文化会館かたりあ
能楽ワークショップの活動記録をまとめたリーフレット

 自治体や企業の課題解決に大学の教育や研究力を生かす「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」事業の一環。若者の利用低迷に悩む市の課題を知った同大の丹羽康夫准教授の呼びかけで集まった学生たちが企画し、昨年12月にワークショップを実施した。
 能楽の演目は磐田市にゆかりがあり、同館と同じくヒノキの舞台がある熊野(ゆや)伝統芸能館(同市池田)にちなみ「熊野」を取り上げた。児童ら10人が参加し、装束の着付けや舞の動きを体験した。
 リーフレットはA4サイズで8ページ。ワークショップの様子を多くの写真を交えて掲載したほか、学生自ら体験した感想を添えた。贈呈式で学生らは「参加者の多くは車で来ていた。イベントを開く場合は駅から直通バスがあれば便利」と振り返り、同大短期大学部1年諏部柚さん(19)は「レンタル自転車があれば小中学生も利用しやすい」と市に提案した。

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