バレーボール 東レ、逆転勝ち 東京GBに3-2 Vリーグ

 バレーボールのVリーグは18日、草薙このはなアリーナなどで行われ、V1男子の東レは3-2で東京GBに逆転勝ちし、16勝目を挙げて再び4位に浮上した。東レはセッター酒井啓輔(浜松商高出)のコンディション不良により司令塔に真子康佑を起用。第1、2セットは真子とパダル・クリスティアン、西本圭吾の連係が合わず連続で失った。第3セット途中で真子と相性のいいミドルブロッカー上條レイモンドを投入。攻守のリズムを取り戻すと、パダル、高橋健太郎のブロックや上條の速攻が要所で決まり、3セットを連取した。

東レ―東京GB 第4セット、東レの上條(左)がクイックを決める=草薙このはなアリーナ(写真部・杉山英一)
東レ―東京GB 第4セット、東レの上條(左)がクイックを決める=草薙このはなアリーナ(写真部・杉山英一)


2セットダウンから修正 上條が流れ呼ぶ
 東レがホーム戦で地力を発揮した。東京GBを相手に2セットダウンから挽回し、フルセットでの鮮やかな逆転勝ち。強打、サーブで19得点した富田(沼津市立高中等部出)は「試合の中で修正しながら勝ち切れたことが良かった」と言葉に充実感をにじませた。
 正セッターを担ってきた酒井がコンディション不良で欠場。先発した真子とパダル、西本の連係がかみ合わずあっさり2セットを失った。だがここから見事な修正力を見せた。第3セット途中で投入されたミドルブロッカー上條は「試合の中では(酒井より)真子さんと合わせることが多かったので、トスへの信頼感があった」と速攻で5得点。「自分らしくやりきれた」と胸を張った。
 篠田監督は「(上條)レイモンドが生きて真子が楽になった。パダルを使えるようになり、パダルのリズムも上がった」と振り返り、「あす(19日の同カード)は最初からこれができれば」と連勝を見据えた。途中で定位置を上條に譲った西本も「自分がセッターと合わせなければいけなかった。あすは修正し、もっといいゲームができるようにしたい」と巻き返しを期した。

 ▽男子1部
東レ 16勝9敗 3(18―25 20―25 27―25 25―13 15―11)2 東京GB 6勝19敗
名古屋 19勝6敗 3―0 大分三好 3勝22敗 
堺 18勝7敗 3―1 VC長野 1勝24敗 
サントリー 20勝6敗 3―0 JT広島 13勝13敗 
ジェイテクト 15勝10敗 3―0 パナソニック 15勝10敗 
 ▽女子1部
NEC 15勝8敗 3―0 日立 10勝13敗 
埼玉上尾 16勝6敗 3―0 KUROBE 8勝14敗 
東レ 17勝6敗 3―0 久光 15勝8敗 
姫路 3勝20敗 3―1 デンソー 9勝14敗 
JT 18勝5敗 3―2 岡山シーガルズ 5勝18敗 
トヨタ車体 12勝11敗 3―1 PFU 9勝14敗 
 ▽女子2部
ブレス浜松 12勝5敗 3(25―20 25―22 25―19)0 アランマーレ
 15勝2敗

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