多肉植物の照射装置開発 アイ・アンド・プラス 太陽光に近い光源
ガーデニング事業などを手がける「アイ・アンド・プラス」(浜松市北区)が、多肉植物のアガベを室内で育てることができる照射装置をベンチャー企業「プラズマアプリケーションズ」(中区)と共同開発した。太陽光に近い光の波長データを取得したライトを光源とした。

研究開発は4年前から始め、実証実験を繰り返した。ライトの高さや照度なども含め、多肉植物に最適な数値を割り出し、LEDライトによる栽培の課題だった光量不足を解決した。
井下郁夫社長は「弊社で販売する室内で育てるプランターの課題をクリアした」と話す。植物にまいた水をためるタンクなどが付いたプランターとライトを合わせた新商品「アガベリウム」の販売価格は税込み58万1900円。初年度の販売目標は50台。花や果実を育てることができる商品の開発も目指すという。