テーマ : 教育・子育て

児童生徒が熱海の課題研究 交通や医療など 市教委に成果発表

 熱海市教育委員会はこのほど、市内の児童、生徒が社会的な問題や地域の魅力について学習した成果を発表する「市総合的学習発表会」を開いた。各校と市教委をオンラインでつなぎ、それぞれの代表者やグループが課題解決策や今後の目標などを発表した。

オンラインで学習の成果を披露した発表会=熱海市役所
オンラインで学習の成果を披露した発表会=熱海市役所

 市教委の「魅力ある総合的な学習の授業作り」の一環で、本年度初めて実施した。中学生の部では、持続可能な開発目標(SDGs)や地域の交通、防災、医療をテーマにした発表が行われた。
 地元の長浜海岸周辺の交通環境を取り上げた多賀中1年の真野玲菜さんは、横断歩道のない場所を渡る人が多い現状を説明。現地の写真を示しながら横断歩道の案内看板やガードレール設置などの改善策を提案した。
 初島中2年の木村悠さんは、島の脆弱(ぜいじゃく)な医療体制をテーマにした。島民が健康的な生活を心がけている一方で緊急時に不安を抱えているとし、「島の現状を発信し、医療体制を充実させたい」と述べた。

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