在来作物マップ 藤枝北高に贈呈 農林環境専門職大生
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の学生有志がこのほど、県内の在来作物をイラストで紹介する「静岡県在来作物マップ」を完成させた。15日に藤枝北高で活動報告会を行い、同高の生徒にマップを手渡した。

制作したのは、同大で在来作物学を受講する3年の犬飼裕弥さん、熊崎ひかりさん、白石菜未さん、長岡桃子さんの4人。報告会で学生たちは在来作物を活用したスイーツ作りを紹介し、県内各地で栽培される在来作物の魅力や後世に残す意義を生徒に訴えた。
同高の園芸科学系列で学ぶ2年生5人が取り組む在来作物「ネコアシアワ」「ケビエ」の発芽実験で、同大にアドバイスを求めたのが交流の始まりだった。マップを受け取った高橋日彩さん(同高2年)は「さまざまな在来作物を分かりやすく表現していて感心した。今後の学習に活用したい」と話した。制作した400部は今後、県内の農業高校などに配布される。