麻機遊水地近くにカミツキガメ 静岡市が注意喚起
静岡市は10日、麻機遊水地第4工区南西のレンコン畑(葵区唐瀬)で特定外来生物のカミツキガメ1匹を捕獲したと発表した。市の担当者は「カメを発見したら絶対に手を出さないで」と呼びかけている。

市によると、カメは甲羅の全長15・6センチ、体重840グラムの雄で、3歳前後とみられる。9日に市民から通報があり、職員が現場で捕獲した。カミツキガメは北米や中米が原産で、甲羅は最大で50センチ、体重は30キロを超える。あごの力が強く、人の指をかみちぎってしまう危険があるという。同市は毎年、同遊水地でカメの捕獲調査を行い、外来種の生息状況の把握と定着防止に取り組んでいる。