「御花印」で地域振興 静岡市の花き店代表ら意見交換

 草花を使った「御花印(おはないん)」の普及に取り組む静岡市内の花き店の代表らが7日、市役所静岡庁舎を訪れ、田辺信宏市長や市職員と御花印を活用した地域振興に向け意見交換した。

御花印帳を手渡したプロジェクトメンバー=静岡市役所静岡庁舎
御花印帳を手渡したプロジェクトメンバー=静岡市役所静岡庁舎

 御花印ははがきサイズ程度の「御花印帳」に押し花や草花のイラストを描き込むアート。提携店を巡って各店の個性あふれる飾り付けを集めて楽しむ。新型コロナウイルス禍で需要が落ち込んだ業界を盛り上げようと、市内外の花き店が連携して約2年前に始まった。
 現在の加盟店は11都県の約50店。プロジェクトを主催するフラワー雑貨店経営の山本幸奈さん(葵区)は「普段花屋に入らない人の来店も増えている。市の活性化にもつなげたい」と話した。
 市職員も参加し、「市の施設の利用促進と合わせたPRを検討したい」「花の販売促進につながり生産者支援にもなる」と意見を出し合った。

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