磐田市、中古住宅改修の補助拡充 若者世帯の移住促進

 磐田市は2023年度、若者や子育て世帯の移住・定住を促すため、市内中古住宅の購入・リフォームを支援する補助制度を拡充する。市外から移住する場合は最大150万円を補助する。23年度一般会計当初予算案に事業費7千万円を盛り込んだ。
 従来の中古建物リフォーム事業費補助金は主に空き家解消を目的にし、補助上限が100万円だった。市建築住宅課によると、22年度は当初23件の補助を想定していたが、これまでに約40件の申請があった。建築資材高で新築よりも中古物件を選ぶ人が増えているとみて、こうした需要を定住人口拡大につなげようと、若者や子育て世帯を手厚く支援する。
 購入費の10分の1以下、リフォーム費用の2分の1以下で、39歳以下の若者世帯や中学生以下の子どもがいる世帯が既存物件を取得し、市外から移住する場合は最大150万円を補助する。市内での転居の場合は100万円、それ以外の世代は50万円が上限になる。いずれも持ち家がある場合は補助対象外。年間60件の補助を想定している。

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