東伊豆・稲取―大島就航 東海汽船、季節便28日まで 周遊促進に期待

 東伊豆町の稲取港と伊豆大島(東京都)を結ぶ東海汽船の今季の季節便が4日就航した。稲取港でオープニングセレモニーが開かれ、町民が大島からの来訪者を出迎えた。

伊豆大島から到着した季節便=東伊豆町の稲取港
伊豆大島から到着した季節便=東伊豆町の稲取港
東伊豆町関係者に見送られ出発する季節便=同町の稲取港
東伊豆町関係者に見送られ出発する季節便=同町の稲取港
伊豆大島から到着した季節便=東伊豆町の稲取港
東伊豆町関係者に見送られ出発する季節便=同町の稲取港

 季節便は1日2往復で毎日運航する。稲取からは午前11時5分と午後2時45分に出発し、片道最短35分としている。稲取周辺では雛(ひな)のつるし飾りまつり(同町)や河津桜まつり(河津町)、伊豆大島では伊豆大島椿まつりが開催中。商工観光関係者は周遊促進とともに、新型コロナウイルス禍で冷え込んだ経済活性化の一助に期待を寄せる。
 来訪者約90人には紅白餅を振る舞い、関係者はこの後、稲取を出発する船舶を手を振って見送った。稲取温泉旅館協同組合女性部長の村木さとみさん(72)は「伊豆で一足早い春の訪れを多くの皆さんに楽しんでもらいたい」と声を弾ませた。
 今季の運航は28日まで。運賃は往復5500円で小学生は3千円。出発前日までの予約が必要になる。稲取発の午後便は伊豆大島を経由して東京にも向かう。問い合わせは東海汽船<電03(5472)9999>へ。

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