真っ白な氷柱幾重にも 安倍の大滝、部分結氷 静岡・梅ケ島

 連日の厳しい寒さの影響で、静岡市葵区梅ケ島の「安倍の大滝」が部分結氷している。隣接する同区井川で氷点下6・3度の最低気温を観測した1日早朝には、滝周辺の岩肌に真っ白な氷柱が幾重にも重なる幻想的な光景が見られた。

厳しい寒さが続いた影響で部分的に結氷した安倍の大滝=静岡市葵区梅ケ島
厳しい寒さが続いた影響で部分的に結氷した安倍の大滝=静岡市葵区梅ケ島

 梅ケ島の温泉街へと向かう県道から安倍川支流サカサ川沿いの登山道に入り、上流へ約40分。標高約980メートル地点で大きな音を立てて流れ落ちる大滝が目前に現れる。
 1月下旬に強い寒気が県内を覆い、久しぶりの全面氷結が期待された。水量が多い影響か流れを止めるまでには至らなかったが、滝口周辺は凍り、美しい姿を楽しめる。
 安倍の大滝は、日本の滝百選にも選ばれる名瀑(ばく)。落差約90メートル、幅4メートルほどで同市内で随一の大滝。「乙女の滝」とも呼ばれる。

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