映画「仕掛人・藤枝梅安」藤枝で試写会 主演・豊川さん「非日常、江戸の世界へ」 ファン200人に呼びかけ

 池波正太郎のベストセラー小説が原作の映画「仕掛人・藤枝梅安」が全国公開されるのに先立ち、上映会場の一つである藤枝市の藤枝シネ・プレーゴで30日夜、プレミア試写会が行われた。主演の豊川悦司さんと監督の河毛俊作さんが登壇し、「ご当地映画として応援してほしい」と呼びかけた。

試写会であいさつする豊川さん(左)と河毛監督=藤枝市の藤枝シネ・プレーゴ
試写会であいさつする豊川さん(左)と河毛監督=藤枝市の藤枝シネ・プレーゴ

 原作小説の中で、主人公の梅安が藤枝出身とされている縁などから、映画制作陣と地元有志団体などが協力して試写会が実現。小説のファンら約200人が来館した。
 梅安役を演じる豊川さんは「江戸の世界にみなさんをお連れする自信がある。非日常を楽しんでほしい」と呼びかけた。河毛監督は「梅安を愛してくれている人たちに見てもらえることに感謝したい」と語った。
 映画は池波正太郎生誕100年を記念して2部作で制作され、2月3日に1作目、4月7日に2作目が公開予定。藤枝市内では有志団体や市などがコラボポスターを制作したり、ゆかりの場所を巡るツアーを計画したりするなど、上映に合わせて地域を盛り上げる活動を展開している。

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