就労支援の20年振り返る 静岡、サポーターら記念式典
NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡は28日、設立20周年記念式典と本年度の活動報告会を静岡市葵区の静岡労政会館で開いた。ボランティアサポーターら約40人が参加し、20年の歩みを振り返った。
東部、中部、西部地区の各代表者1人が就労支援を始めたきっかけや思い出話などを語った。東部地区の渡辺慈子さんは「応援を通じて支援した人とも仲間になると実感した」と語った。
同NPOの顧問を務める津富宏県立大教授は、市民のネットワークを生かして就労支援に取り組む「静岡方式」の始まりや信念を紹介。「若者を助けようと一から始めたことが少しずつ地域に根付いている」と話した。
各地区の本年度の活動を発表したほか、ケアを中心とする地域づくりをテーマにした基調講演も行われた。