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静岡市当初予算案 屋内子育て施設整備へ 第2子保育料無料化も

 子育てをしやすいまちの実現に向け、静岡市が新たに屋内の遊び場施設を整備することが27日、関係者への取材で分かった。2026年度の供用開始を目指し、23年度市当初予算案に調査費約1千万円を計上する方向で調整している。

静岡市役所
静岡市役所

 関係者によると、市が22年12月に子育て世代を対象に実施したアンケートで、駐車場が整備された屋内の子育て施設に魅力を感じるとした回答が多数寄せられた。静岡科学館る・く・る(駿河区)やこどもクリエイティブタウンま・あ・る(清水区)などの体験施設はあるが、児童館の機能を持った屋内の大型施設はなく、焼津市など周辺の自治体に足を運ぶ世帯が多かった。
 市は積極的な子育て施策で人口を増やしている兵庫県明石市の事例などを参考に、施設の立地や規模などの調査を進める方針。
 さらに、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、所得に関係なく、第2子の保育料を完全無料化する施策も実施する方針。関連費を23年度当初予算案に盛り込む。
 23年度当初予算案は清水港日の出埠頭(ふとう)に整備予定の海洋文化施設建設や22年9月の台風15号の復旧にかかる費用などにより、一般会計は過去最大規模となる見通しという。

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