家康ドラマ館 静岡にオープン 広瀬アリスさん、春風亭昇太さん登場「静岡の歴史楽しんで」
大河ドラマ「どうする家康」の世界観を伝える「静岡 大河ドラマ館」が27日、静岡市葵区の静岡浅間神社境内にオープンした。名誉館長に就いた落語家・春風亭昇太さん(清水区出身)と、ドラマで徳川2代将軍秀忠の母於愛(おあい)の方を演じる広瀬アリスさん(同区出身)が記念式典に出席し、地元への思いやドラマ館への期待を語った。
昇太さんと広瀬さんは、同館を運営するドラマ活用推進協議会会長の岸田裕之静岡商工会議所会頭、副会長の田辺信宏市長らとともに神社の拝殿でドラマ館を生かした地域活性化を祈願。式典では鏡開きで開館を祝った。昇太さんは「何度も訪れ、静岡のおいしいものを食べて、静岡の歴史を楽しんでもらいたい」と呼びかけた。
2人は葵区の駿府城公園沿いに開館したばかりの市歴史博物館も訪れ、史料を鑑賞した。自身が演じる於愛の方の肖像画を目にした広瀬さんは「さらに(役への)愛情が深まった。地元静岡を舞台に、地元ゆかりの女性を演じるのは光栄。早く撮影に臨みたい」と意気込みを語った。
開館特別演出として28日まで、ドラマ館の外壁に葵の御紋などを映すプロジェクションマッピングを行う。午後5時半、同6時、同6時半の計3回、約10分間の映像を流す。
同館の開館時間は午前9時~午後6時で、2024年1月28日まで営業する。ドラマに登場する衣装や小道具の展示、家康ゆかりの市内名所の紹介を通じて、静岡の歴史や文化を発信する。
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