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静岡のペット店株式 業界コンサルに譲渡 小型動物ケアてこ入れ

 首都圏でペットショップを展開するトーリーメイト(静岡市清水区)が、ペット業界コンサルタントのテイクオーバー(焼津市)に株式譲渡するM&A(企業の合併・買収)が成約し、支援したしずおか焼津信用金庫本店(静岡市葵区)でこのほど、調印式が行われた。テイク社は、人材養成に力を入れてきたトーリー社のノウハウを生かし、飼育頭数が伸びているウサギや爬虫(はちゅう)類といった小型動物のケアなどをてこ入れする。

株式譲渡契約に調印した三橋則昭社長(右)と山崎智輝社長=静岡市葵区のしずおか焼津信用金庫本店
株式譲渡契約に調印した三橋則昭社長(右)と山崎智輝社長=静岡市葵区のしずおか焼津信用金庫本店

 トーリー社は商業施設内で15店舗ほどペットショップを展開している。三橋則昭社長の意向を受けて、事業を承継する新しい経営者を同信金が2年前から探していた。
 両社がペットショップ業界の労働環境改善や理想像などの考え方で一致し、契約締結に至った。テイク社はトーリー社の店舗網を、迷い猫や保護ネコのマッチングの場として活用したい構想を持っている。トーリー社の事業内容、従業員は株式譲渡後もそのまま引き継ぐ形となる。
 調印式にはトーリー社の三橋社長、テイク社の山崎智輝社長らが出席した。三橋社長が「有望な経営者に会社を譲れてうれしい」と話すと、山崎社長は「会社の付加価値を高めていきたい」と答えた。

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