森林活用の新ビジネス カーボンクレジット調査 浜松市23年度予算案

 浜松市は広大な森林資源を生かしたカーボンクレジットのビジネスを創出するため、2023年度から可能性調査に乗り出す。静岡県内でも先駆的な試みで、一般会計当初予算案に関連経費約900万円を盛り込む方向で調整を進める。

浜松市役所
浜松市役所

 カーボンクレジットは温暖化ガスの排出削減効果を取引可能なクレジット(排出権)化する仕組みで、国が認証する「J―クレジット」などが知られる。森林のガス吸収量についてもクレジット化できる可能性が指摘されている。浜松市が全国最大級の面積を誇るFSC認証林は、取引でも優位性があるとみられていて市は22年度に外部人材を委嘱して制度の研究に注力した。
 関係者によると、23年度は天竜区などの杉やヒノキのFSC認証林を対象に詳細な森林資源量の調査を行う方針。実際のクレジット化や取引を想定したモデル事業の試行も目指す。将来的には地場のビジネスとして確立し収益を林業振興や森林整備に回す新しい経済循環を生み出したい考え。

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